アシスタント

アシスタントというのは漫画家の作業をサポートするお仕事です。
僕はここ数年トーン貼り以外は自分で描いていますが
それは時間に余裕があってこそのことで
例えば締切のきつい週刊や月刊の場合、作画を全て一人でこなすのは
物理的に難しく、背景作画や効果線といった人物以外の作画部分で
アシスタントさんの力を借りる必要性が生じます。

例えばこのコマを例に挙げると、
a.jpg

↓の赤枠以外の部分をスタッフさんにお願いすることになるわけです。
b.jpg

僕は自分が漫画を描くようになる前まではケシゴムかけや
枠線書き、ベタなどがアシスタントの仕事と思っていたので
いざ自分がやってみて仕事の多さに驚いた記憶があります。


僕が初めてアシスタントの仕事をやったのは
2001年初頭頃だったと思うのですが…
それはもうヒドいものでした…
当時僕を雇ってくださっていたY先生はよく僕を
クビにしなかったものだと…
当時の僕はペンを持って半年くらい、全て我流でなんの経験もなく
おまけに
04.jpg
この画力ですからね…

ほとんど戦力にならない僕を約半年間雇ってくださった
Y先生には頭が上がりません…
今でも新年会等でお会いする機会がありますが、
「あの時はご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした…!」
というのがさながら時候の挨拶のようになっております。

Y先生のところで約半年、その後青年誌系で今もご活躍中の
N先生の下で1年ちょっとご厄介になりましたが、
その時の経験は短いながらも大きな財産になりました。
漫画制作に必要な基礎的な技術をほぼ全て
学ばせていただくことができましたので…

アシスタント経験なしで漫画家になる方もいらっしゃいますが
漫画家を目指す方にとってアシスタント経験は決して
無駄なものではないと僕は思います。

ただ、アシスタント先の待遇に恵まれると
その環境に慣れきってしまい自分の漫画を描く事が滞りがちになって
結果自作の発表が遅れてしまう…もしくは
漫画家を諦めてしまう方も多いように感じますので
志望者としてアシスタントを続ける方は合間を縫ってでも
自作を描く気持ちを忘れないようにした方が良いのではないかなぁ、
などと思ったり思わなかったりするのでありました。

長文失礼致しました、それでは…
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大変な職業ですね…

No title

すごいっすね

No title

キャワ野さん、ダダタ・ジンさん
中々大変なのですよ…!

内水先生のジャンプSQのインタビューを読んだときにも感じましたが、こういった現役の方の体験談というのは漫画家という職業に興味がある人にとって非常に有益だと感じます

体験談に勝るリアルな情報はありませんからね(´▽`)

Re: タイトルなし

マヨラーさん
そう言っていただけると嬉しいです!
乏しい経験談ではありますが…!
プロフィール

uchimizu730

Author:uchimizu730
内水融(うちみず とおる)と
申します。
漫画を描いております。
内水融・作品履歴
ご連絡等ございましたら
こちらまで…
uchimizu730@yahoo.co.jp

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